先日,GS Pro+Phantom4pro v2.0で撮影された画像の処理をお願いされた際の話です。
いつものように解析を進めていると,なんとSfMのステップがうまくいかず,画像がちゃんとくっつきませんでした。 何度やってもうまくいかず,うまくいったと思っても,今度は高さ潰れたモデルになってしまいました。 原因を調べていると,山口大学の空中測量研究室のページを見つけました。 https://ameblo.jp/rs-algorithm-designer/entry-12435609768.html どうやら,GS Proで空撮すると,すべてが綺麗に真下を撮りすぎているというのが問題になってくるようです。 そのせいで,奥行き(高さ)方向のパラメータの計算ができなくなるそうです。 特に,最新機たちで風が弱い状態で空撮すると安定しすぎて,撮影高度の差も生まれにくいのかもしれません。 全撮影画像中の5%ほど15~30度の傾きで撮影された画像が入ると,画像が正確にくっつくだけでなく,ドーム状のゆがみが軽減されるなどの良いことがあるようです。 私は,3DR SOLOにRicoh GRを搭載して,機体の傾きがそのまま画像の傾きになってしまう空撮をしてきましたが,それはSfM/MVSとの相性を考えるとむしろ最高の撮影だったみたいです。 ただ,不思議でまだ解決していないのが,MetaShapeをPhotoScanにダウングレードして解析するとうまくいきました。この理由はわかりません・・・ Comments are closed.
|